思いつきサラリーマンの年越し九州旅〜縄文杉編〜

九州

屋久島上陸翌日の12月29日、縄文杉へ登った。

縄文杉への登山、片道約6時間。知っている方はご存じだと思うが、なかなかの距離だ。日頃から登山を趣味とする方には大したことないかもしれないが、私は登山が趣味でもなければ体力に自信があるわけでもない、ただのしがない38歳のおじさんだ。

しかも病み上がり状態での挑戦だったので、若干の不安はあった。ただ「無理だったら諦めよう」と決心した上での出発だった。

朝イチのバスで荒川登山口へ

朝イチのバスに乗って荒川登山口へ向かう。ここで一つ重要な注意点がある。

ガイドなしでバスを使って登山口へ向かう場合、バス運賃のために小銭や千円札を必ず用意しておくこと。5千円札や1万円札の両替はできないので、場合によっては運転手さんに怒られますよ。笑

登山口に到着したのが午前4〜5時ごろ。この時点では、まさか5〜10メートルの段差をすっ転ぶとは夢にも思っていなかった。笑

荒川登山口のトロッコ軌道
登山口付近のトロッコ軌道。ここから長い道のりが始まる

雪、そして滑落

到着時には雨が降っており、カッパを着込んでライトを照らしながら縄文杉を目指す片道6時間の登山が始まった。雄大な大自然の中をマイペースに歩き続ける。

しばらく進んでいくと、雪が所々に積もるようになってきた。私はこの登山に際し、アイゼン(滑り止めのスパイク)を用意していなかった。

今となってはなんて恐ろしいことをしていたんだと反省しているが、山道を進んでいくと登山道自体にも雪がかなり積もり、路面が凍結していた。

雪が積もった縄文杉への登山道
木道にも雪がびっしり。アイゼンなしは正直きつかった

その結果、5〜10メートル滑り落ちるということを幾度となく繰り返した。大怪我はしなかったが、足を擦りむいたりとケガは負った。

冬山は怖いとよく言われるが、縄文杉への登山道と本格的な冬山では規模が全く違う。ただ身をもって怖さを実感したことは間違いない。

どんな山であれ、装備は万全を期して行きましょう。

ちなみに、ウィルソン株という大きな切り株にも立ち寄った。中が空洞になっていて、のぞき込むとハート型に空が見えるとのことで有名らしい。

ウィルソン株
霧島屋久国立公園 ウィルソン株。雪の中でも存在感抜群

そして縄文杉へ

歩き続けた末、ついに辿り着いた。

縄文杉
縄文杉。雪と霧の中に佇む姿がなんとも神秘的だった

すごく神秘的じゃないですか。数千年生き続ける杉の木にパワーをもらいました。

そしてありがちかもしれないけど、

数千年生きている縄文杉を見て、自分の悩みなんて大したことないな

と感じた。パワーをもらいつつ、やっぱり定期的に来たくなる魅力を感じる場所だった。次に来るのは何年後かな。笑

帰り道と夜ごはん

帰りはすっ転びまくるかと思いきや、同じくアイゼンなしで登山しているグループと出会い、その方たちとともに雪のない安全地帯まで無事に転ぶことなく下山できた。人との出会いに感謝。

傷だらけの体を引っ提げて、田代別館というホテルに立ち寄り、ボロボロの体を温泉で癒した。

田代別館
田代別館。疲れた体に温泉が染みた

晩御飯は宿の近くにあった若大将というお店へ。トビウオの唐揚げとお刺身の盛り合わせをいただいた。

若大将
若大将さん。屋久島グルメも最高だった

隣同士になった方と話が弾み、30代女性の方は縄文杉登山ではなく森林浴をしに来ているとのこと。屋久島には森林浴という楽しみ方もあるんだと、私の知らない世界を教えてもらった。次回訪問の際はもう少し時間を確保して、ゆっくり森林浴にもチャレンジしてみたいと思う。

往復12時間の縄文杉への道のり、体力的に不可能ではなかったが、良い子はきちんと体を動かす習慣をつけておきましょう。笑

つづく

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